お店でテキーラかメスカルをストレートかロックで注文していただくと、無料で出させていただいているサングリータ。

サングリータの起源は1920年代からだと言われています。

うちのお店では、トマトジュース、オレンジジュース、ライムジュース、ブラックペッパーです。

レシピもさまざまで、トマトジュースではなくザクロを使う物もあったそうです。

語源はスペイン語で血液Sangre(サングレ)からで、ita(イタ)という『小さい、可愛らしい』という響きのある接続語をつけて、Sangrita(サングリータ)と名付けられたと言われています。

 

2003年にメキシカンバーを始めて、3年後から毎年スタッフとメキシコに行くようになりました。

2003年以前メキシコに語学留学していた時、テキーラを飲む時はほとんどマルガリータなどのカクテルだったのでサングリータの存在を知りませんでした。

スタッフと行くようになって、テキーラをストレートでも飲むようになりました。

 

初めて飲んだのが、メキシコのリゾート地のカンクンでした。

それまではライムをかじって塩を舐めて飲むというスタイルしか知らなかったので、あまりの美味しさと、テキーラに合うのが衝撃でした。

↑カンクンで初めて飲んだサングリータ

※写真が古すぎてすみません(^_^;)

 

それから他のお店ではLa Bandera(ラ・バンデラ)と言って、スペイン語で国旗という意味なのですが、メキシコ国旗の色が赤、緑、白から、サングリータの赤、ライムの緑、テキーラの白で、三つ小さいグラスが並んで出て来るお店もありました。

ライムもグラスにたっぷり絞ったものが出て来るので、メキシコの人はこんな酸っぱいもの飲みながらテキーラ飲むのかと思ったほどです。

 

でも、もう何年になるでしょうか?テキーラを注文してもサングリータが出て来るお店はほとんどなくなったような気がします。

言えば作ってくれますが、一度お願いしたお店があまりにも辛すぎて飲めなかったのでそれから自分で注文することもなくなりました。

↑辛すぎて飲めなかったサングリータ

 

仲の良いメキシコ人の友人とバーや居酒屋に行くと、テキーラとソーダを一緒に注文するので、私も真似て、メキシコでテキーラを飲む時はソーダをチェイサーにします。

お店にもよりますが、飲みものを注文すると、チップスなど何かアテっぽいものが出てきて、それにサルサやライムをたっぷり絞って一緒に食べます。

飲んでいる間は永遠にお代わりできたりします()

 

今ではもうメキシコではあまりサングリータが飲まれていなかもしれませんし、プレミアムテキーラには必要ないと言われたりしますが、サングリータファンのお客様も多いですし、テキーラともとても相性が良いので、チェイサーというよりはアテ感覚でお出ししています。

 

気になる方は是非一度試してみてください!